離婚まで考えていた深刻なワギニスムス(性交痛・性交陣痛)が治り、赤ちゃんに恵まれた方から。

ご無沙汰いたしております。

あれから念願の子どもを授かりまして、子育てに追われておりました。大変ですが幸せいっぱいです。

生活も落ち着いてきましたので、随分遅くなってしまいましたが体験談を送らせてください。

同じ辛い症状で苦しんでいる方々のお役に立てることを、心から願っています。

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私は、ワギニスムスと言う症状で3年間悩んでいました。どのような症状かと言うと、膣の筋肉が収縮して性交時にひどい痛みを生じるため、性交渉ができないとうものです。私の場合、小指も入らないほどの重症でした。

結婚2年目で子どもが欲しいと思っていた時でしたので、必要以上に気は焦り、何よりも主人に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

婦人科、内科、泌尿器科などをたらい回しにされた挙句、何の治療法もなく、カウンセリングを紹介されましたが時間だけが経っていくだけで何の変化もありませんでした。

このままでは主人に離婚されてもしょうがない・・・と、どうしようもない悲しみでいっぱいでした。

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そんな時、たまたま松尾先生のHPを拝見する機会に恵まれ、ワギニスムスの治療もしていることを知り、何と言うか、救われたような気持ちで早速メールで問い合わせたところ、直ぐにお返事を頂きました。

素人の私にも分かるようにセラピーの内容を詳しく説明してくださり、明るい希望を抱いたまでは良かったのですが、場所がイギリスとのことで、再度絶望感に襲われたのを覚えています。

その後も諦めきれず迷っていましたが、思い切って主人に相談したところ「行って来いよ」と一言いってくれ、イギリス行きを決意しました。

海外へは新婚旅行でスイスに行ったきりなので心配でしたが、清水の舞台から飛び降りるつもりで覚悟しました。

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家の都合もあり、長い期間滞在することができないことを先生に伝え、それでも治療が可能かとお伺いしたところ「不可能などない」という力強いお返事を頂き、最長で3週間滞在できるよう準備に取り掛かりました。

その間まめに先生と連絡を取り、必要事項などに答えながら心と体の状態も随時お伝えしました。

すぐ近くにあるホテルを紹介してくださり、いざイギリスへ!と言う時になって、ものすごく怖くなって怖気づいたことを覚えています。

「もしも良くならなかったらどうしよう」とか、「向こうで迷ったらどうしよう」とか考え始めてしまい、押しつぶされそうな不安でいっぱいになり、情けない話ですが、「やっぱり行くの止めようか・・・」と二の足を踏んでいたところ、実家の母が「気分転換の旅行のつもりで行けばいいんじゃないの?」と言ってくれ、肩の力が抜けました。

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主人が成田空港まで見送ってくれ、無事にロンドンに到着しました。

次の日から松尾先生とのセラピーが始まり、始めは緊張していましたが、日ごとにゆったりとリラックスしている自分がいることに気づき始めました。

毎日の生活の中で、いかに自分が気を張って緊張しているかということが分かりました。そして、自分が自分でこの症状を作ってしまってきたのではないかと考え始めました。

その頃から「ご自分のことを客観視できていますね。いい調子ですよ」と仰って頂けるようになりました。

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それから徐々に、自分自身についての「気づき」が始まります。

負けず嫌いなところ、見栄っ張りなところ、プライドが高いところ、人からバカにされたくないところ、自分の否を認めたくないところ、などを目の当たりにし、「自分はなんて嫌な人間なんだろう」と一瞬落ち込みましたが、「それも含めて自分なんだ」と、ある日簡単に認めることができていました。

それに加え、当時の私はまだ母親になる心の準備がおそらくできていなかったように思います。

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ロンドンに滞在して2週間が過ぎた頃、「できることは全部やりましたので、帰国する前日にもう一度だけ来てください」と言われ、半信半疑のまま、以前から行ってみたいと思っていた湖水地方へ泊りがけで出かけることにしました。ピーターラビットのふるさとです!

本来私は心配性なのですが、そこでは意外なほどのんびりと骨休めができ、自分なりに楽しむこともでき、その変化に驚きました。

日本へ帰る前日に先生の所へ行き、楽しくいろんなお話をしたり聞いたり、そして無事日本へ帰ってまいりました。

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主人には、「前よりも若返ってかわいくなった」(すみません、彼の意見です)と言われ、気持ちにも余裕が出てきて不平不満もほとんど無くなり、毎日前向きな気分で過ごしている自分がいることに気づきました。自分でも随分素直になったと感じています。

そして一番驚いたことは、主人と普通に性交渉をしていた自分です。うれしくて感動で、涙が溢れだして止まりませんでした。

その後妊娠していることが分かり、おかげ様で元気な男の子を出産いたしました。男の子ということもあり、主人も大喜びでした。

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やんちゃ坊主の子育てに追われて御礼の手紙も出さずに申し訳なく思っておりましたが、今回第二子を妊娠していることが分かり(女の子です)、この喜びを先生に是非お知らせしたくて、また御礼を兼ねて体験談をまとめることにしました。

文章を書くのは得意ではありませんが、きっと私の気持ちは読まれた方々に届くと信じています。

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実際そちらに伺うまではいろんなことが不安で、特に金銭面での不安が大きかったのですが、お金には代えられない宝物を授かることができ、家族一同感謝しております。心からありがとうございます。

子どもたちがいずれ大きくなったら、是非もう一度、今度は主人を連れてイギリスを訪れたいと思っています。

スーツケースにいっぱい日本からのお土産を詰めて、松尾先生に会いに行きたいと願っています。

それまでどうぞお元気で。

遠くて近い日本から、ご活躍をお祈りいたしております。